帰化申請の要件 まずはじめに

行政書士の乾です。

ここ最近ですが、帰化申請で却下される数が非常に増えてきております。

以前は同じような条件で認められたのに現在では追加の資料等を提出しても難しいという話をよく聞きます。

まず、審査が厳しくなっているということがその理由の一つでしょうか。

帰化申請
帰化申請のために必要な最低限の要件をご説明いたします。

と言いますのも、帰化の申請が認められ日本人になったとたんに配偶者と離婚する、または海外に出かけてしまう等の出来事が非常に多くなったからではと思います。

特に中国籍の方は厳しく審査される状況にあるようです。

今までの経緯から厳しくなったということですね。

次に、過去に帰化申請を認められた方に聞き、ご自分で申請される方が増えたこともこの理由の一つでしょう。

過去の事例では認められた者であっても、申請者が変わればその状況が変わるのが当たり前ですよね。

帰化が結構簡単にできたよ、という経験者の話ほどあてにならないものはありません。

なぜなら、同じ状況であり同じ書類を提出していれば大丈夫ということはまず間違いなくあり得ないからです。

法務局の事前審査で断られている方の数を含めますと膨大な数の申請が通っていないことになります。

まずは専門家にご相談されるべきだと思います。

そんな帰化申請ですが、簡単に申し上げますと、「それまでの国籍を喪失して日本人になること」です。

その他在留資格と比べて最も大きなメリットは、やはり在留資格取り消しということがないことでしょう。

永住の場合は、就労の制限もありませんが、やはりこの在留資格取り消しの対象になってしまいます。

その点では日本人になるわけですから、在留資格のことで悩む必要がなくなることは大きな魅力です。

しかしながら、もちろんデメリットもあります。

今まで旅行などに行くことができた国への渡航が難しくなるという場合もあります。

今までと違いこれからは日本人としていくわけですから、これも当然のことかと思います。

さて、帰化には大きく分けて簡易帰化、普通帰化、そして大帰化と三種類あるわけですが、ここでは一般的な普通帰化について述べさせていただきます。

その要件等は次回以降詳しく述べますので今回は割愛させていただきます。

帰化について定めているのは国籍法です。

その第5条には

法務大臣は次の条件を備える外国人でなければ、その帰化を許可することができない

とあります。

これが非常に重要なところで特に太字のところが大切です。

つまり、「要件を備える外国人であれば帰化を許可する」という風には書かれていないのです。

条件を満たしていても、その許可については法務大臣の裁量行為であると述べられているのです。

つまり、日本にとってどのような人物なのかを主観で判断されるということになります。

日本人になってほしいと思える人でなければ認められないということになりますので、自分は日本が好きで日本人になりたいというだけでは不十分なのです。

法に書かれた要件を満たせば申請はできますが、それを立証できなければ不許可になってしますのです。

帰化申請では約60種類もの書類を提出する必要があるといわれています。

そのすべてを祖語の内容にご自身で準備することは、よほど慣れておられる方でなければ難しいはずです。

まずは専門家に相談することから始めてください。

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